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「乏尿」「ポータブルトイレ」「保健師」の用語解説!

乏尿

腎臓の尿生成機能の障害によって1日の尿量が300~500ml以下に減少した場合を乏尿という。通常、健常者の尿量は500 ~ 2,000mlである。この場合腎の濃縮力を最大にしても1日に必要な溶質の排泄が不可能となる。当然ながら老人のごとく濃縮力低下がある時にはこの尿量では不十分で、さらに多くの尿量を要する。さらに尿量が減少して、ついに腎臓からの尿分泌が完全に止まった状態を無尿といい、普通1日50~100ml以下の場合であるが乏尿の際とは異なり背景の病態像はより重篤となる。実際には急性腎不全の無尿期である事が多い。乏尿になる原因としては、腎炎等腎機能が低下する事により、尿の生成が減少する為に尿量が減少、下痢、浮腫(むくみ)、発汗、腹(胸)水等血液中の水分量が減少、心不全等の心臓の機能が低下すると、腎臓への血流が低下し、腎臓での尿の生成が減少する。等がある。

ポータブルトイレ

トイレまで歩けない、用便が近くて間に合わない、トイレが狭くて介助が難しい、等の時に利用する。形状、便座の暖房、消毒等様々に工夫されたものが市販されている。利用時のみ室内に持ち込むのが普通。通常はいす(スツール)に使え、外観上トイレには見えない家具調のものもある。室内用の持ち運べる腰掛け便器。ポータブルトイレの選び方として、座位の安定性が良く、移乗動作もあまり問題のない時には、一体成形型でも良い。立ち座りが可能かどうか確認する事が必要。立ち上がりが不安定な場合には、重量もあり、手すり等がしっかりした木製やベッドサイド型を選択する。移乗の際は、立位よりも横移乗のほうが良い。安定して行える場合には、アームレストが移動出来るコモード、木製、ベッドサイド型を選択する。アームレストを倒し、立位移乗、座位移乗を行う際には、コモード型は不安定である。便座は機種によって形状が異なる。排泄姿勢が取れるかどうかの確認が必要等である。

保健師

保健師となるには、国家試験に合格し免許を受けなければならない。公的機関である保健所や市町村に勤務し、個人や集団に対して、健康保険増進の指導、疾病予防の指導、健康相談、健康教育等広く地域住民の公衆衛生に必要な保健指導を行う。その働く場所により地域の保健師、産業保健師、学校保健師等に大別される。厚生労働大臣の免許を受けて、保健師の名称を用いて、保健指導に従事する事を業とする者。保健師は名称独占の資格である為、資格を持たないものが保健師である事を名乗ったり、紛らわしい名称を用いる事はできない。しかし、業務独占資格ではない為、栄養士等が適切な保健指導を行った場合は法的な問題はない。  

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