濃縮!介護福祉士 HOME / 過去問題特集(目次) / 第22回 レクリエーション活動援助法
問題35
国際生活機能分類(ICF)の考え方に基づいたレクリエーション活動援助に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。
1 現在行なっているレクリエーション活動を重視すればよい。
2 「参加」は、地域行事への参加を促すことで達成できる。
3 レクリエーション活動を増やす為には、環境因子を整えればよい。
4 レクリエーション活動援助の目的は身体能力の向上を目指すことである。
5 レクリエーション活動のニーズは、本人の生活歴や現在の生活状況から把握する。
問題36
レクリエーション活動援助のプロセスに関する次の記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。
1 援助プロセスは、事前評価、計画策定、実施、評価で構成される。
2 事前評価では、日常生活全般に対する欲求を探索する。
3 事前評価では、基礎生活、社会生活、余暇生活についてアセスメントを行なう。
4 計画策定では、援助者の方針を優先させる。
5 実施では、計画に沿って援助者は利用者と直接的又は間接的にかかわる。
問題37
次のうち、レクリエーション活動援助を総合的に評価するに当たり、最も重視すべきものとして、適切なものを一つ選びなさい。
1 援助者の実施満足度
2 時間的・経済的効率性
3 家族の満足度
4 利用者のQOL
5 利用者のADL
《事例問題》次の事例を読んで、問題38から問題40までについて答えなさい。
【事例】
Nさん(72歳、女性、要介護3)は29歳で結婚、30歳で息子を出産直後に、夫を交通事故で
亡くした。その後、市営住宅に移り息子と二人暮らしをしながら、工場で部品製造のパートで生
計を立てた。そのころの楽しみは、ベランダでわずかな野菜を育てることと、歌謡曲を口ずさむ
ことだった。網膜色素変性症のため、50歳ごろから次第に視力低下が進み、60歳で全盲にな
り、仕事を辞めた。
3年前、食欲不振、脱水の症状で体調を崩し、その後ぼんやりする事が多くなり、火の後始末や身
の回りのことが出来なくなってきた。息子の縁談もまとまったが、「迷惑はかけられない」と1年
前、養護盲老人ホームに入所。その後次第に息子の名前も分からなくなってきた。息子の訪問も疎
遠になり、Nさんは家に帰りたがっている。最近夜間、一人でぶつぶつ言いながら、つたい歩きを
するようになった。
問題38
次のうち、Nさんの状況から考えられるものとして最も適切なものを一つ選びなさい。
1 感染症
2 認知症
3 糖尿病
4 パーキンソン病
5 胃潰瘍
問題39
レクリエーション活動援助におけるNさんへの働きかけに関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。
1 庭に出て季節の野菜に触れるように勧める。
2 ジグソーパズルを勧める。
3 部品の組み立てを勧める。
4 クラシック音楽の鑑賞を勧める。
5 息子の婚約者に会いに行くことを勧める。
問題40
生活意欲の向上へ向けたNさんへの声かけに関する次の記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。
1 「買い物に行って見ませんか」
2 「息子さんを誕生会に招待してみませんか」
3 「カラオケで歌ってみませんか」
4 「散歩に出かけてみませんか」
5 「車いすに乗ってみませんか」
<解答>
問35:5
問36:4
問37:4
問38:2
問39:1
問40:5
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