濃縮!介護福祉士 HOME / 過去問題特集(目次) / 第23回 レクリエーション活動援助法
問題35
レクリエーションの概念に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。
1 「生活のレクリエーション化」とは、主体的な余暇活動の実践のことである。
2 レクリエーションとは、グループで実施するゲーム、ソング、ダンスのことである。
3 レクリエーションとリハビリテーションの語源は同じで、共に機能回復を意味する。
4 「レクリエーションの生活化」とは、衣食住の生活に快い環境をつくり出すことである。
5 レクリエーションとは、楽しみを基盤とする人間性の回復・再創造のことである。
問題36
グループを対象とするレクリエーション活動援助の留意点に関する次の記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。
1 メンバーの緊急を取り除き、楽しい雰囲気をつくる。
2 メンバー同士の働きかけやふれあいを促進する。
3 メンバーの仲間意識が形成されるようにする。
4 メンバー全員を最後まで参加させる。
5 メンバーに合わせてオープングループ、クローズドグループをつくる。
問題37
レクリエーション活動援助における活動課題の難易度に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。
1 難易度は高い方が楽しめる。
2 利用者の活動能力に合わせて難易度を設定する。
3 グループ活動の場合は、活動能力の低い人に合わせる。
4 認知症高齢者の場合は、難易度を一律に低くする。
5 活動能力が低い人の難易度は高くする。
《事例問題》次の事例を読んで、問題38から問題40までについて答えなさい。
【事例】
介護老人福祉施設で暮らすFさん(88歳、男性)は、1年前に脳梗塞を患い、軽度の右片麻痺があるが週に1回書道を
楽しんでいる。
この書道サークルは、地域ボランティアの手伝いによって運営されており、Fさんとボランティアとの関係も良好である。
Fさんは暇をみつけては同室のGさんに書道を勧めていたが、Gさんは乗り気ではない。Fさんの性格は職人気質であり、
書道に関しては自分流のやり方にこだわりがある。過去には書道教室の先生をしており、また個展を開いた経験もある。
最近、認知症の症状が現れ、部屋に閉じこもるようになり、活動に参加しても時折、半紙の前で動きが止まり、いらいら
するようになった。
問題38
Fさんへのレクリエーション活動援助に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。
1 書道以外のレクリエーション財を勧めた。
2 利き手である右手のリハビリに専念するように勧めた。
3 Gさんと一緒に書道に参加するように勧めた。
4 ボランティアに対してFさんの生活全般の援助を依頼した。
5 Fさんの書道に対する思いを聴いた。
問題39
認知症の症状が出てきたFさんに対するレクリエーション活動援助として、最も適切なものを一つ選びなさい。
1 書道に関する思い出話をしながら、書道の援助を行う。
2 手の動きが止まったら、墨が乾く前に書くように声をかける。
3 活動中に席を離れたら、すぐ活動に戻るように促す。
4 他の利用者と同じ墨や半紙を用意する。
5 書道よりも脳に刺激のあるゲームを勧める。
問題40
書道サークルの運営に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。
1 ボランティアが書道サークルの運営を主導する。
2 ボランティアが急に休んだ場合、その週の活動を中止する。
3 ボランティアの協力を得て、地域の書道展に出展する。
4 ボランティアが地域の書道教室への参加を決める。
5 ボランティアの人数が減ったので、別に活動に変える。
<解答>
問35:5
問36:4
問37:2
問38:5
問39:1
問40:3
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